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未経験からシステムエンジニアへの転職

超就職氷河期の2000年入社ですが、IT業界のみ求人があったので、
パソコンも触ったことがないという完全未経験でIT業界に就職しました。

システムエンジニアになったキッカケは?

最初はプログラマーでしたが男性には勝てず、交渉上手ということでシステムエンジニアに格上げ?されました。
それから順調にシステムエンジニアとして成長していましたが、転勤先の大阪で結婚が決まった矢先、東京へ戻ることが決まりました。
大阪への転勤時も強引で会社に不信感を持っていたのですが、3年後のその時も「東京へ戻してあげる」という上から目線で、会社に愛想が尽き、大阪に残るために退社し、フリーランスになることを選びました。

初仕事はどうやって探した?

元勤務先の元請け会社の社員さんに相談したところ、
退職日の翌日からそのままフリーランスとして雇っていただけることになりました。

初仕事はどんな案件だった?

大手企業の社内システムの案件です。
急だったのでまずはヘルプ的なPGとして入り、
キリのよいタイミングで新規に立ち上がるプロジェクトのSEに移りました。

納品までの流れは?

会社員時代から同僚にフリーランスの方が多かったので
わたしのキャリアではどれくらいの単価が相場かということを聞き、
その条件を提示したところすんなりと受け入れてもらえました。
ただ、契約先の会社も一部上場の大手IT企業だったので
もう1社別の会社を通すことになり、手数料を引かれることになりました。
案件単位の契約ではないので、月ごとに請求書を送って振り込んでもらうという形式です。

システムエンジニアになっての感想

プログラマー時代より給料が上がりました。
フリーエンジニアになるとさらに上がりました。
でも中堅IT会社の20代社員だったのでお給料はかなり上がりましたが、ボーナスもなく、基本的に昇給は望めないので、大手IT会社の社員には30代後半くらいには抜かれるなーと思いました。
福利厚生もなく、年金も手薄、確定申告も面倒なので、そんなに華やかなものではありません。

フリーエンジニアとしての案件選びのポイント

全然知らない会社に派遣されてPG作業やテスト作業ばかりしていると、
多少お給料は良くても将来的な成長が望めず、モチベーションの維持が難しいのではないでしょうか。
できれば元の会社には筋を通したうえで、人脈を使って仕事を探すほうがいいと思います。

システムエンジニアになる若者へ

システムエンジニアのお給料に関して言うと、よほど秀でた能力を持っている人でないかぎり、スキルよりも「元請けに近い会社に就職する」ことのほうが重要です。
三次受け、四次受けと下になるごとにスキルとは無関係に抜かれるマージンが増えていくからです。
フリーランスとしては、信頼してもらえるように勤怠や礼儀を守りましょう。
お世話になっている会社へのお中元やお歳暮を贈るなどのおつきあいもバカにできません。